2008年 12月 19日
二人芝居「父と暮せば」
この前の日曜日、親しくしている役者の菊池敏弘さんの公演「父と暮せば」を夫婦で観に行く。
「父と暮せば」は井上ひさし原作で、原爆後の広島で心身ともに苦しみを抱え生きる女性と、その亡くなったお父さん(すなわち幽霊)との交流を描いたものだ。少し前に宮沢りえ主演で映画にもなっている。
今回の公演は、菊池さんと、現在菊池さんとユニットを組んでいる鐘丘りおさんの二人による二人芝居。二人での初公演ということで、菊池さんが演出を担当。
今年一番の寒さの中、会場となる中野の小さなカフェに入ると、すでに何人かのお客さんがいる。25人も入れば満席のその会場は、客席から1メートル先が舞台だ。
場内が暗くなり、舞台が始まった。
鐘丘さんの可憐な演技と菊池さんの心温まる芝居は観るものをぐっとその世界に引き込む力になった。また、全編で使用した広島弁が、二人の迫真の演技に悲しみとおかしみのリズムをかもし出す。
いつしか私は二人の心にどっぷりとつかってしまい、涙と感動がとまらなくなってしまう。
隣の家内からも小さなすすり泣きが聞こえる。
「生きるとは、人間とは、愛とは、友情とは、そして親子とは」といった、深く重たいテーマに正面から取り組んだお二人は本当にすばらしいと思う。
僕たちは、その真摯な姿に感動し、涙を流すのだろう。
お二人の今後のご活躍に期待しております。
涙にぬれた頬に寒風が痛い。
感動の余韻を残し、しばらくは無口な家路となった。
「父と暮せば」は井上ひさし原作で、原爆後の広島で心身ともに苦しみを抱え生きる女性と、その亡くなったお父さん(すなわち幽霊)との交流を描いたものだ。少し前に宮沢りえ主演で映画にもなっている。
今回の公演は、菊池さんと、現在菊池さんとユニットを組んでいる鐘丘りおさんの二人による二人芝居。二人での初公演ということで、菊池さんが演出を担当。
今年一番の寒さの中、会場となる中野の小さなカフェに入ると、すでに何人かのお客さんがいる。25人も入れば満席のその会場は、客席から1メートル先が舞台だ。
場内が暗くなり、舞台が始まった。
鐘丘さんの可憐な演技と菊池さんの心温まる芝居は観るものをぐっとその世界に引き込む力になった。また、全編で使用した広島弁が、二人の迫真の演技に悲しみとおかしみのリズムをかもし出す。
いつしか私は二人の心にどっぷりとつかってしまい、涙と感動がとまらなくなってしまう。
隣の家内からも小さなすすり泣きが聞こえる。
「生きるとは、人間とは、愛とは、友情とは、そして親子とは」といった、深く重たいテーマに正面から取り組んだお二人は本当にすばらしいと思う。
僕たちは、その真摯な姿に感動し、涙を流すのだろう。
お二人の今後のご活躍に期待しております。
涙にぬれた頬に寒風が痛い。
感動の余韻を残し、しばらくは無口な家路となった。
by cultemo
| 2008-12-19 10:57
| 趣味・スポーツ