2018年 09月 12日
ある夏の日(大垣から名古屋)
「2日目の夜が飲み会なんだよ。だから2日目にくるといい。」
学生時代の恩師で芭蕉会議主宰の谷地先生にそういわれたのは、春の門前仲町の飲み屋だった。
先生が持つ東洋大学通信科のスクーリング授業。来年退官を迎える先生にとって最後の夏のスクーリングになるのだろうか。
それは、奥の細道の結びの地「大垣」にておこなわれた。
連日の猛暑から少しだけ解放された曇り空の中、通信の学生と芭蕉会議の方々での文学散歩。その後、授業になるので、早めに抜け出し大垣城見物。
芭蕉記念館から大垣城を経て、大垣駅前のホテルまで歩くなか、「コンビニがない」ことに気づく。ホテル近くの1本はいったところにやっと見つけ、「大垣はコンビニがないね」というと、店員のおねーさんは「まぁ、駅1kmはないわね。駐車場がないとだめだからね」とのこと。なるほど。
夜は、通信の学生、芭蕉会議の方々20名以上の飲み会。
みな先生を慕っての会。今後の芭蕉会議への提案もいただく。
中学卒業の春、広島から各駅停車で東京まで帰る途中、大垣からの深夜に乗るためにおりた駅。たぶん駅の様相は変わったのだけど、風は同じだった(と思う)。
翌日は、早めに名古屋に移動。レンタカを借りて城巡り。
さすがの国宝犬山城や小牧山城、清州城をへて、名古屋城を見学。

そして、「実は俺、名古屋生まれなんだよね」とカミングアウト。
やっぱり嬉しそうに「どの辺ですか?」との質問。
「大曾根のあたり、いまはドーム球場だよね」とのやりとり。
僕が「名古屋地区で生まれて日本を制覇した英雄が4人いるけど知っている」というと、「信長と秀吉と家康とあとは誰ですかね?」と大将。
「あと一人は、源頼朝がたしか熱田神宮で生まれたんだよね」というと、「それはしらなかった」とのこと。
やっぱり名古屋は日本の中心なのだと実感。

天守閣修繕中につき外から見学
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by cultemo
| 2018-09-12 17:31
| つれづれ