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内藤邦雄の「mid NAITO cafe ~ミッド ナイト カフェ~」

ダイエット(4)

昨年10月からのダイエット生活も年が明けて3か月。
かなりの成果がでて、105kg まで達成。「100kg を切る」という大目標も見えてきた。

でもここからが大変なのだ。
1日のカロリー2000kcal以内生活を3か月続けてきたわけだけど、そのあたりから「いつまで我慢すればいいんだ?」とか「なにも気にしないで食べていたあの時代が懐かしい」とか「肉はアブラがうまいんだよなぁ」とかいろいろな誘惑が頭の中をよぎる。
そう、あの食欲という危険なヤツがヘラヘラ笑いながらボクに近づいてきて言うのだった。

食欲:もう、いいんじゃないか。十分頑張ったよ。そろそろ元の生活に戻ろうぜ。
ボク:そうだよな。あの時にもどろうかな。
食欲:また、楽しくやろうぜ。俺と一緒に。

でも、人生とぜい肉を無駄に積み重ねてきた51歳男子はあることに気がついた。

「ダイエットやめたら、絶対にリバウンドする」

いまの生活を「特別な生活」とし、「目標達成後、普通の生活に戻る」ことをしたら、絶対にリバウンドしてしまうのだ。
「ボクのこれまでの普通の生活とは、太ってしまう生活で、普通の人にとっては、普通じゃない生活なのだ」などという、ちょっとややこしいことを考えたはじめた。
事実、太り始めて35年、デブと言われて20年。
ボクは何度もダイエットをし、それなりに成功して、そしてリバウンドしてきた。
どうやらボクは普通の人ではなかったみたいだ。

それ以来、ボクの目標は、「100kg切る」ということに加え、「普通の人の生活を学ぶ」ことも加わった。

「普通の人の生活ってなんだろう?」
普通の51歳男子は、1日2400kcal くらい食べればいいらしい。
現在、2000kcalを目安にしているのだから、「+400kcal」になる。でも400kcalって、牛丼半分くらい、もしくはシュークリーム二つくらいの量。考えてみると、いまとあまり変わらない。
「ボクの今の食べる量+ちょっと緊張感を緩める」くらいが普通の人の生活なのだ。
すなわち、ダイエット生活を「すごい我慢している生活」と捉えていたボクは、「我慢というほどでもない生活」に転換しないといけなかった。「我慢生活」を「我慢じゃない生活」にするにはどうしたらいいのだろうか。

ボクは「人は楽しいことなら続けられる」ことに着目した。
自他ともに認める酒好きのボクは、ダイエット期間中もお酒をやめることはなかった。(多少は控えたけどね)
酒のカロリーは、早くに燃焼されるらしく、海外ではエンプティカロリーとかいわれているらしい。でも、そこそこカロリーもあるから、2000kcal以内で酒をたくさん飲むには、他のカロリーを控えるしかない。
だから、夜に飲み会がある日は、朝、昼の食事を制限しする。さらにもっと飲みたいからつまみも低カロリーのものを選ぶ。空腹に酒を飲むことで起こる問題は別の問題として、酒を飲む楽しみのためなら、ボクは我慢できるのである。

「結局、カロリーを何に使うかだな」とボクは思った。
「2000kcalまでしか食べられない」と思うか「2000kcalまでなら好きなもの食べれる」と思うかの違い。たとえば、「ご飯はあまり食べてはいけない」と思って食べるとつらいことだけど、「夜に唐揚げたべるために、昼のご飯は軽めにしよう」なら、夜の唐揚げが楽しみになる。
「2000kcalまでしか食べられない」とつらい日々を送っていた僕は、毎日「今日は、2000kcalで何を食べようか」という発想に切り替えることで、精神的にとても楽になったのだ。

そうなってくると、「何がどのくらいのカロリーなのか」ということのある程度の知識も必要になる。
糖質ダイエットの流行で言われるように、炭水化物は圧倒的に高カロリーだ。
たとえば唐揚げ(普通の大きさ)1個のカロリーはだいたい100kcalで、ごはん60gのカロリーとほぼ同じ。ごはん60gとは、崎陽軒のシュウマイ弁当などの俵型ごはん約2個分に相当する。
「ご飯をたくさん食べる」ことを美徳として育った僕らの世代は、唐揚げひとつ食べることには罪悪感を持つが、俵型ごはん2個分たべることにはあまり抵抗がない。(むしろいいことだと思ってた)
だから「カロリー増やさないで、夜のつまみで唐揚げひとつたべたいなぁ」と思ったら、シュウマイ弁当の俵御飯をふたつ残せばいいのだ。

また、「意外とカロリーが低い食べ物」を聞かれたら「砂糖」と言う。
缶コーヒーや缶ジュースのカロリー量の目安としてよく角砂糖何個分という表現がつかわれる。以前のボクもそうだったけど、ダイエット中の人がコーヒーのむとき「ダイエット中だから砂糖なしで」と言ったりする。これをボクは「砂糖悪人理論」と呼んでいる。

角砂糖の個数でカロリーを表現することは多い、たとえば、コーラ(500ml)だと14個分とか、スポーツドリンク(500ml)だと8個分とか、普通の缶コーヒー3個分で、ボクが愛してやまなかったやたら甘い Maxコーヒー(250ml)は、角砂糖6個分のカロリーらしい。こんなことから、砂糖をカロリーの塊とする発想があるかもしれないけど、よく考えてみると、カロリーが高いのはコーラであって砂糖ではない。
砂糖のカロリーは、5kgで約19kcal、最近のスティックシュガー(3g)だと、約11.5kcal、これは、白米だと10数グラムくらいの量で、さっきの俵御飯半分くらいの量だ。砂糖悪人理論でいうと、シュウマイ弁当の御飯(俵御飯8つ)は角砂糖16個分だ(!?)
ちなみに、コーヒーのミルクは18kcalくらいだから、スティックシュガー(3g)とミルクならスティックシュガー(3g)の方がカロリーは低いのである。すなわち、甘いコーヒーを飲みたいなら、ご飯一口我慢して、スティックシュガー入れたほうがいいのだ。
「ダイエット中だから砂糖なしでミルクだけ」とはよく聞く言葉だけど、「ダイエット中だからミルクなしで砂糖だけ」の方がダイエット効果は高いのだ。いくら甘いのが好きだったとしても、コーヒーに角砂糖6個分の砂糖(Maxコーヒーの量)は入れないだろう。

あと、ダイエットは野菜なら食べていいという話はよく聞くけど、カロリーだけ見ると根菜類とか芋系はちょっとカロリーが高いみたい。食物繊維とかほかの栄養もあるので、一概にダメとは言えないけど、一応、頭に入れておいた方がいい。
ほかに野菜つながりで気をつけなくてはいけないのはドレッシング。最近ボクは、すっかりカロリーを見る癖がついているけど、ドレッシングはものによってカロリーの差がかなり大きい。使う量も種類も考えて購入したほうがいい。
なんてことを言っているとすっかりカロリーオタクになってしまった。

このように、いろいろ考えに変化が出てきたのだけれど、ついでに運動への考え方も変わった。
よく「運動して痩せる」というけど、ボクレベルでは、ほとんど効果はない。
運動は、普通の体重の人が少し体重が増えたとき、たとえば 2~3kg 痩せようとするなら有効だと思うけど、ボクのようにすごいデブが普通のデブを目指すようなダイエットにはまず効果はないに等しいと思う。
たとえば、1万歩歩くと 約350kcalの消費らしいけど、350kcalというのは、ご飯お茶碗1杯くらいの量。でも、1万歩はぼくが普通に歩くと2時間近くかかる。2時間近く歩くのと、お茶碗1杯では割に合わない。

ではなぜ歩くのか?
それは、「体にいいから」だ。
食事を中心にしたダイエットは、筋力低下などが伴い、筋力低下はようするに衰えで、結果として体重増につながる。極端に言うと「運動しないとただ衰える」のだ。それを少しでも回避するためにも運動は重要な要素となる。
また、ダイエットの効果が出てくるとより体が動くようになり、ダイエット以前よりアクティブに行動できるようになる。ダイエットついでといってはなんだが、「体力アップ」も狙っていけるわけだ。

でも、体力アップだけでは、なかなか継続が難しい。やっぱり楽しむことが大切。
ボクは、もともとが街歩きが好きだったこともあり、歩きながらいろいろな街並みを見ることに楽しみを見つけた。最近では、わざわざ電車で降りたことのない街に行って、そこをぶらぶら歩くこともしている。すっかり街歩きが趣味になっている。(おそらく将来的には酒場歩きも追加されると思う)

こんな感じで、今年に入ったあたりから、ボクの中でダイエットに対する考え方に少しずつ変化が起きていった。

「ダイエットと向き合うことは、人生と向きあうこと。」
これは、51年の人生ではじめて経験したことだった。


つづく(次回が最後だと思います)







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by cultemo | 2020-07-28 16:13 | 健康 | Comments(0)