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内藤邦雄の「mid NAITO cafe ~ミッド ナイト カフェ~」

カテゴリ:文芸・俳句( 4 )

おでんは、酒のつまみなのか、ご飯のおかずか?

深川のうなぎやで行っている素人句会。
年齢の違う仲間が集まり自己流の句をもちよりおいしいうなぎとお酒とともに味わう会。
今回は「おでん」「雪」「霜柱」が兼題。

霜柱 サクサクキャーキャー 通学路
街あかり 見にきてごらんと 雪の夜
おでん種 酒のつまみか 子のおかず

お恥ずかしい限りの私の句。
でも自分では音を表現したつもりの霜柱の句がお気に入り。
おでんの句で議論。

「おでんってご飯のおかずにでたかい?」と座長。
「ウチは子供のときも出たし、いまも出てるよ」とTさん。
「そうなんだょ。オレはさ、おでんっていうとご飯のおかずにならないと思うのさ」と座長。

私の家はというと、子供の頃よく出た。
でも、たしかにご飯のおかずとしてはなんとなくなじめなかったような気がする。
実は今回の句もその気持ちを皮肉ったのだが。。。

「だからさっ、おでんってやつは酒のつまみなのさっ!」と座長。

ただ、私的には酒のつまみとしてはボリュームがあり、淡白なところがちょっと違うような気も。。。

「微妙なんだよなぁ」と私。
「どっちにもなるのかなぁ」とHさん。
「どっちにもならないかも」と私。
「たしかにおでんってつまみとしてもおかずとしてもなにか違うよね」とTさん。
「だからさ、おかずじゃないとしたらつまみだろ」と座長。

と、議論は尽きない。
結局、「お腹がすいたときお酒と一緒にあるとすごく便利なつまみのようなおかず」という結論でたが、納得していない人もいそう。

そのとき、座長が一言。
「ところでさっ、おでんは鍋物だと思うかい?」
「おでん鍋というくらいだから、鍋だろ」とTさん。
「でもさっ、おでんは『つつく』っていわねーだろ。だからあいつは鍋じゃねーんだよ」と座長。

新議論登場に場がざわめく。

「じゃぁ、煮物かというと、ちがうね」
「おでんは『すくう』ものだからたしかに鍋じゃないね」

そんなおでん談義に師走の花が咲いた夜であった。
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by cultemo | 2009-12-22 20:06 | 文芸・俳句 | Comments(0)

恵方巻き 2

土曜日、芭蕉会議の句会に参加。
句会に参加するのは本当に久しぶり。
当季雑詠で3句を登句。

  マフラーを 渡し手を振る 妻の朝

     10年ぶりのスキー
  スキー靴 足だけ肥えぬ 不惑かな

  不揃いに 幸せ宿る 恵方巻き

なんか、あわてて作った俳句。
でも恵方巻きの句は少しほめられる。
ほめられるのはやっぱりうれしいなぁ。

芭蕉会議ホームページ
http://www.basho.jp/
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by cultemo | 2009-02-09 11:08 | 文芸・俳句 | Comments(0)

今年の夏は暑くて・・・

先日仕事でお世話になっている方とお会いしていろいろとお話をした。
ある話題の中でその方が言った。

「今年の夏は暑くて、よかった」

それでなくても暑がりの私にはとてつもなく厳しい夏。
でもその夏を「暑くて、よかった」と言うのはなぜか?

人は季節の中で生きている。
季節を感じ、季節を喜ぶその心が「暑くて、よかった」と言わせるのかもしれない。
その方の感性と人間性のすばらしさを感じた瞬間だ。

「今年の夏は暑くて、よかった」

いつか、そういえるよう精進していきたいと思う私であった。
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by cultemo | 2007-09-06 16:27 | 文芸・俳句 | Comments(4)

風林火山

風林火山(井上靖 新潮文庫)を読んだ。
今年のNHK大河ドラマの原作ということで、書店でも扱いが大きい。

実は、25年位前に一度読んだ(はず・・・)。
しかし毎週ドラマを見ているが、どうも私の記憶とずれる部分が多いので、再度読み直した次第。
自分の風林火山の記憶はそのほかの武田信玄ものの小説が入り乱れて記憶されていることに気づく。まあ、高校生の頃だったから、内容理解も少なからず弱かったのかもしれない。

山本勘助を中心に武田信玄と由布姫がからんでいくその展開は、まさにドラマではこれからがハイライトと言ってもいい。また、それほど頁数も多くない小説のため、登場人物も含め、ドラマではかなりの部分を演出として補足しているのも興味深い。

「悪人のいない小説」といわれる井上靖氏の小説らしく、ドラマも人の思いが伝わる内容と感じる。特に前回、竜雷太氏演じる甘利虎泰が由布姫に自害を迫るシーンでは、山本勘助の敵役となる人物でいながらも、それでいて武田家を想う深い気持ちを表現した、とてもいいシーンだったと思う。

この後、勝頼が誕生しまた新しい展開になっていくのだろう。
小説とあわせながら見るドラマも楽しい。
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by cultemo | 2007-05-10 19:30 | 文芸・俳句 | Comments(0)