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内藤邦雄の「mid NAITO cafe ~ミッド ナイト カフェ~」

女子会 Plus (プラス)

先日、カルテモの女性陣の慰労を目的とした食事会を実施。
純粋な女子会ではないから「 Plus (プラス)」。プラスはもちろんオイラのこと。

「今日は、女子会 Plus (プラス)」だから。。。と男性陣を横目に出発。
目指すは、葛西最高、いや日本最高ということは、世界最高のすし店「すし処 きむら」。
相変わらずの入るものを拒絶するような店構えに、女子達は「緊張する」などと結構な盛り上がり。

実はこの「きむら」先月2週間ほど休業した。
突然の張り紙に、「なにがあったか!」と大騒ぎ。
女将のケガによる休暇とのことで、一安心したけど、あぁ、びっくりした。

やっぱりきむらのすしは美しい。
ボクは、この店にいつもたくさんのことを教えてもらう。
寿司や魚のことだけでなく、その雰囲気も最高だ。

トロはニキリをつけて。
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これぞ江戸前のアナゴ。
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そして旬のサヨリ。
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ああ、なんて幸せなのだろう。(涙ぐむオジサン ⇒ イメージ)
みんな、本物の江戸前寿司で満足してくれただろうか。。
ひとり日本酒を傾けながら「女子会に余計なボク」の春の夜は更けていくのであった。

すし処 きむら
03-3680-4560
http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131305/13070234/












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# by cultemo | 2015-04-13 18:58 | つれづれ

さんっのーがー

ボクはよく家内から「言葉を間違える」と指摘を受ける。

たとえば歌を歌っている時とか。
松田優作の探偵物語の「Bad City」をうたっているはずが、「ジュリーになっているよ」と指摘される。
(いつのまにか「バッド・チューニング」とうたっている)

だから、彼女の言葉にはあまり何も言わないことにしている。
でも実は20年間ずっと気になっていた言葉がある。

たとえば、力をあわせて机を持ちあげるときの掛け声をなんていうか?
「せーの」とか「いっせーの」とかだ。

でも、彼女はこう言う。
「さんっのーがー」

最近この謎が解明された。(テレビ「月曜から夜更かし」より)
福岡地区ではこういう掛け声らしい。
小学6年から大学4年までを福岡で過ごした家内は時々、博多弁がでる。
だからなのだと思うが、本人は福岡に行く前から使っていたと主張しているが。。。
でもボクはひとまづほっとした。

ちなみに、福岡では日本3大都市を聞くと「東京、大阪、博多」になるらしい。
ボクが、「それは、東京、大阪、名古屋だろ」というと、家内は猛然と反論する。

正誤3年弱しかいなかったボクでも、こんな時は名古屋生まれ(!)の血が騒ぐのであった。






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# by cultemo | 2015-03-11 17:05 | つれづれ

仙台水沢紀行(4)

「大穴取ったらアイスおごるって言っただろぅ。」
そのオジサンは、興奮気味に食堂のおばちゃんに言うのであった。

本馬場の裏の心そそられる食堂街。
昔はたくさんお店があったのだろう。
いまは2店舗で張り合っている。

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ボクとあっちゃんはビールとモツ煮込み。
隣のテーブルでは、オジサンたちが競馬検討中も、半分もヒアリングできない。

ファンファーレがなって、レースが始まる。
「オレ、このレース買ってんだぁ」と、ひとりのオジサンが本馬場にダッシュ。
レースが終わり興奮気味のオジサンが戻ってくる
「〇〇(騎手の名前)のこと、ゴール前で怒鳴りつけてやったよ。どうかなぁ、もしかしたら差し切ったかもしんねぇ。」
場内にレース結果が流れる。ある馬券が 50倍の高配当。
「もしかしたら、オレ買ってんぞ!あった、当たった!」
オジサンは、なぜか食堂に行き「好きなアイスとれってば。」と絶叫。
食堂のおばさんたちは、めいめいにアイスを手にとる「あら、いいの?ご馳走様」。
満足そうなオジサンは、仲間たちに「やっとアイスおごれたよぉ」としみじみ語る。
周りのオジサンたちも口々に賞賛の声。(ほとんど聞き取れない)

ボクとあっちゃんは、幸せな気分で食堂を後に本馬場にもどる。

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次のレースが始まる。ゴール前では大歓声。そこには地方も中央もない。
蹄、呼吸、騎手の声、そして鞭の音。地方競馬は音が近い。
これぞ「競馬」、最高の贅沢。

帰りの仙台までの新幹線の中、ビールと地元銘菓「パパ好み」をつまみにビールで反省会。
「そういえば、盛岡競馬場が外側がダートで、内に芝の米国式競馬場なんだよね?」
「盛岡は、一度行ったことある」とあっちゃん。
「よし!水沢の借りを盛岡で返そう。そして食堂のおばちゃんにアイスおごらなくちゃ。」
ボクとあっちゃんは二人、固く誓い合うのであった。

沈みかけた夕日が東北の山々を映しだす。
美しい車窓を眺めながら、ふと数時間前の楽しい時間を思い出す。
気高き競馬場と人々のぬくもりにボクはまた元気をもらった。


(終)






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# by cultemo | 2014-10-08 10:59 | 食・酒・店

仙台水沢紀行(3)

地方競馬には、そこはかとない郷愁がある。
故郷を持たないボクは、それを郷愁と感じたが、もしかすると哀愁といったほうが正しいのかもしれない。

ボクはこれまで、南関東の大井、川崎、浦和、船橋のほか、宇都宮、高崎、笠松、益田といった地方競馬に行った。
残念ながら、南関東と笠松以外は、すでに閉鎖となってしまっているが、その思い出は残る。
ボクが20代の頃は、やっと大井でナイターが始まったばかりで、大井以外は、みな同じ匂いがした。
他人同志、それぞれが勝手に競馬をしている雰囲気は、すべてが平等であり、すべてが孤独でもあった。
その中に埋没することで、ボクは非日常と心地よい安心感を感じられたのだった。
たとえそこが、競馬場という戦場であったとしても。。。

ボクは次の朝、仙台から1時間新幹線に乗って、水沢競馬場を訪れていた。
「水沢は仙台からも遠いんだよ」とは、前夜に引き続き同行のあっちゃん(いとこ、小学校教師)。
ふたりは、軽い二日酔いの頭を抱えながらも、水沢競馬場に心躍らせていた。

静かな田園地帯のその先に古いが大きな建物が見えてきた。
向かう人の列からは、野武士のごとき殺気がただよう。
古き良き地方競馬がそこにあった。
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近づくと、入口の近くにパドックとすぐ横に馬券売り場。人々は、そこに集結していた。
馬券売り場は、パドック横の区画のみ。1階のほとんど、2階、3階のすべての馬券売り場は閉鎖中。
そして奥には JRA の新しいビル。そのコントラストは、現代の競馬界を象徴するよう。
昔は少なくとも、いまの5倍以上の来場者がいたのだろう。
水沢競馬の馬券売り場からは、往年の盛況ぶりがうかがえる。

悲しくも、気高きこの競馬場に来るためのボクは旅にでたのだ。

最終回へつづく





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# by cultemo | 2014-09-25 13:00 | 食・酒・店

仙台、水沢紀行(2)

あっちゃん(いとこ:小学校教師)が週3回通うという立ち飲みは、国分町と言われる繁華街でもディープなエリアに隣接しているところにあった。
道すがら「常連がたくさんいて、うるさいけど気にしないでね。」といわれながら到着。
暖簾をくぐると、あちこちから「遅いじゃない」とか「今日は一人じゃないの?」と声がかかる。
この声を聞くだけで、彼がこの店とお客から愛されているのがよくわかる。

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お店は、古きよき立ち飲みの体でいながら、充実した日本酒と珍しいつまみをそろえた、ちょっとモダンな店構え。
店名はこの土地の英雄の幼名からかな?
これなら、多くの心優しき常連を虜にしてしまうわけだ。

ハイペースで飲み続ける、おいしくそして楽しいのお酒。
あいかわらず、あっちゃんはよく飲む。
ボクも十分の飲む方だと思うけど、完全に同じペースで同じ酒を飲んでいる。
そして、ひたすらおしゃべりなオイラの話をずっと笑顔で聞いてくれる。
お互いの家族の話やら、亡くなったオジサンの話、翌日の競馬の話など話題は尽きない。

a0076693_1627016.jpg「すし屋で締めたいなぁ」とは、ボクの発言。
あっちゃんの行きつけのすし屋に電話するも満席とのこと。

「駅にいい寿司屋があるんだよ。」とあっちゃん。
「では、そこに」ということで、駅までもどる。
駅のお土産屋さんの並ぶコンコースの奥にある、こちらも立ち食いのすし屋に到着。
あっちゃんが、なれた口調で、にぎりを頼む。
出てきたにぎりはどれも絶品。

「駅の施設にある店とは思えないねェ。(失礼)」
「いいでしょ、この店。でもね、この店、ターちゃんが教えてくれたんだよ。」とあっちゃん。
なんと、ターちゃんとは、ボクのアニキではないか!

と、とにもかくにも、おいしい仙台の夜は更けていくのであった。

つづく(次回、水沢競馬編)





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# by cultemo | 2014-09-16 16:33 | 食・酒・店