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内藤邦雄の「mid NAITO cafe ~ミッド ナイト カフェ~」

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

2021年は、「今できることに全力を尽くす」ことをモットーとしたいと思います。
これは、カルテモのモットーでもあるのですが、私も同様に今年の行動指針とすることにしました。
昨年来、先の見えない状況ですが、やれることを粛々とやっていきたいと思います。

ちなみに、昨年6月に90kgを切った体重は、おかげさまでなんとか同様の体重をキープしております。
20数年ぶりに体が軽くなったので、今年は体の柔軟性などのメンテナンスをすすめていきたいと思います。





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# by cultemo | 2021-01-11 08:08 | ご挨拶

ダイエット(5)

2月、開始4か月、ついにその時が来た。
体重計に表示される「99.**kg」の文字。
頭の中に「ロッキーの試合が終わった瞬間流れるあの音楽」が流れる。
「エイドリアンッ!(古)」とは叫ばなかったけど、家内の名前も叫ばなかったけど、顔をクシャクシャにして、周りの人(誰もいないけど)と喜びを分かち合いたいような気持ちになった。

「100kg を切る」今回のダイエットの一番の目標。
10年ほど前、はじめて体重100kgを超えた。100mを10秒切って走る、マラソンで2時間切る、身長2m以上とか、切りのいい数字を超えると人は「神に選ばれし存在」だ(と思う)。
体重100kgを超えたボクは「これで、神に選ばれた」なんて言っていた。もちろん、自虐的な意味で。あれから10年、ボクにまとわり続けたのは、神ではなく、ただの脂肪だった。

4月、ダイエット開始から半年。
ボクはさらに体重が落ちてきて90kg台前半に。
そのころからすこしずつ考え方に変化が出てきた。

「(普通の)人間の生活ってこうなんだ」
ボクは、このダイエット生活を「普通の生活」にしなくてはいけなかった。
半年間にわたり、体重減少を目指して1日2000kcal以内を目安にしてきたカロリーを2400kcalに緩和した。2400kcal、そう普通の51歳男子の摂取カロリーだ。
マンナン米を普通(玄米だけど)のコメに戻し、そして、長らく使ってきたカロリーアプリへの入力を終了した。その頃のボクは、食べ物を見れば、だいたいのカロリー数がわかるようになっていた。

そして、大切なこと。
「ダイエットが終了したわけではない」と思い続けること。
ダイエットに「解放(Release)」はない。
「実行(Run)」と「維持(Keep)」を繰り返し続けること。
そして「維持(Keep)」を日常化できたときが「成功(Goal)」となる。

そして6月、ダイエットを「維持(Keep)」して 3か月。
緩やかな体重減があり、90kgを切る事が出来た。
血液検査では、ほぼすべての数値が基準値以内に。(尿酸値だけはねぇ。。)

次のステップは、時間をかけてこの状態(Keep)を日常化していくこと。
ボクのダイエットは終わらない。

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以上が、ボクのダイエット報告です。

思えば、ボクが太り始めたのは、18歳の夏からでした。
野球をやっていたボクは、最後の夏の大会で敗退し現役を引退した。
当時から食べることは大好きだったのだけど、むしろやせ型で体重が増えないことが悩みでもあった。だから、激しい練習や過酷な試合をこなしてきたボクは、家ではただひたすらかなりの量の食べ物を摂取していればよかった。
でも、あの夏の日を境に、ボクの消費カロリーは激減する。
消費カロリーは激減したのに、摂取カロリーに変化はなった。
当然、夏休み明けのボクは一回り大きくなっていた。

それ以降、毎食、おなか一杯になるまで食べる。
おなか一杯でも食べ物があれば、さらに食べる。
こんなことをつづけ、いつのころからか酒も覚えてボクは巨大化を続けた。

あれから30年、いよいよ突き付けられた「人生の危機」。
本当は痩せたほうがいいに決まっている。でも自信がなかった。
「食欲を抑える」自信がなかった。
でも、人生で初めて「食欲」と本気で向き合った。
30年間ボクを支配し続けた食欲と距離を置き、食べることの意味を問い直す。
この「考え方の再構築」こそ、ボクのダイエットの重要なポイントだった。

ちなみに、まだBMIとしては「やや肥満」。
あと少し、Keep をつづけながら、時間をかけて挑戦しよう。

話しが長くなってしまって申し訳ございません。
こんな個人的な話に長いことお付き合いいただきありがとうございました。





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# by cultemo | 2020-08-11 16:27 | 健康

ダイエット(4)

昨年10月からのダイエット生活も年が明けて3か月。
かなりの成果がでて、105kg まで達成。「100kg を切る」という大目標も見えてきた。

でもここからが大変なのだ。
1日のカロリー2000kcal以内生活を3か月続けてきたわけだけど、そのあたりから「いつまで我慢すればいいんだ?」とか「なにも気にしないで食べていたあの時代が懐かしい」とか「肉はアブラがうまいんだよなぁ」とかいろいろな誘惑が頭の中をよぎる。
そう、あの食欲という危険なヤツがヘラヘラ笑いながらボクに近づいてきて言うのだった。

食欲:もう、いいんじゃないか。十分頑張ったよ。そろそろ元の生活に戻ろうぜ。
ボク:そうだよな。あの時にもどろうかな。
食欲:また、楽しくやろうぜ。俺と一緒に。

でも、人生とぜい肉を無駄に積み重ねてきた51歳男子はあることに気がついた。

「ダイエットやめたら、絶対にリバウンドする」

いまの生活を「特別な生活」とし、「目標達成後、普通の生活に戻る」ことをしたら、絶対にリバウンドしてしまうのだ。
「ボクのこれまでの普通の生活とは、太ってしまう生活で、普通の人にとっては、普通じゃない生活なのだ」などという、ちょっとややこしいことを考えたはじめた。
事実、太り始めて35年、デブと言われて20年。
ボクは何度もダイエットをし、それなりに成功して、そしてリバウンドしてきた。
どうやらボクは普通の人ではなかったみたいだ。

それ以来、ボクの目標は、「100kg切る」ということに加え、「普通の人の生活を学ぶ」ことも加わった。

「普通の人の生活ってなんだろう?」
普通の51歳男子は、1日2400kcal くらい食べればいいらしい。
現在、2000kcalを目安にしているのだから、「+400kcal」になる。でも400kcalって、牛丼半分くらい、もしくはシュークリーム二つくらいの量。考えてみると、いまとあまり変わらない。
「ボクの今の食べる量+ちょっと緊張感を緩める」くらいが普通の人の生活なのだ。
すなわち、ダイエット生活を「すごい我慢している生活」と捉えていたボクは、「我慢というほどでもない生活」に転換しないといけなかった。「我慢生活」を「我慢じゃない生活」にするにはどうしたらいいのだろうか。

ボクは「人は楽しいことなら続けられる」ことに着目した。
自他ともに認める酒好きのボクは、ダイエット期間中もお酒をやめることはなかった。(多少は控えたけどね)
酒のカロリーは、早くに燃焼されるらしく、海外ではエンプティカロリーとかいわれているらしい。でも、そこそこカロリーもあるから、2000kcal以内で酒をたくさん飲むには、他のカロリーを控えるしかない。
だから、夜に飲み会がある日は、朝、昼の食事を制限しする。さらにもっと飲みたいからつまみも低カロリーのものを選ぶ。空腹に酒を飲むことで起こる問題は別の問題として、酒を飲む楽しみのためなら、ボクは我慢できるのである。

「結局、カロリーを何に使うかだな」とボクは思った。
「2000kcalまでしか食べられない」と思うか「2000kcalまでなら好きなもの食べれる」と思うかの違い。たとえば、「ご飯はあまり食べてはいけない」と思って食べるとつらいことだけど、「夜に唐揚げたべるために、昼のご飯は軽めにしよう」なら、夜の唐揚げが楽しみになる。
「2000kcalまでしか食べられない」とつらい日々を送っていた僕は、毎日「今日は、2000kcalで何を食べようか」という発想に切り替えることで、精神的にとても楽になったのだ。

そうなってくると、「何がどのくらいのカロリーなのか」ということのある程度の知識も必要になる。
糖質ダイエットの流行で言われるように、炭水化物は圧倒的に高カロリーだ。
たとえば唐揚げ(普通の大きさ)1個のカロリーはだいたい100kcalで、ごはん60gのカロリーとほぼ同じ。ごはん60gとは、崎陽軒のシュウマイ弁当などの俵型ごはん約2個分に相当する。
「ご飯をたくさん食べる」ことを美徳として育った僕らの世代は、唐揚げひとつ食べることには罪悪感を持つが、俵型ごはん2個分たべることにはあまり抵抗がない。(むしろいいことだと思ってた)
だから「カロリー増やさないで、夜のつまみで唐揚げひとつたべたいなぁ」と思ったら、シュウマイ弁当の俵御飯をふたつ残せばいいのだ。

また、「意外とカロリーが低い食べ物」を聞かれたら「砂糖」と言う。
缶コーヒーや缶ジュースのカロリー量の目安としてよく角砂糖何個分という表現がつかわれる。以前のボクもそうだったけど、ダイエット中の人がコーヒーのむとき「ダイエット中だから砂糖なしで」と言ったりする。これをボクは「砂糖悪人理論」と呼んでいる。

角砂糖の個数でカロリーを表現することは多い、たとえば、コーラ(500ml)だと14個分とか、スポーツドリンク(500ml)だと8個分とか、普通の缶コーヒー3個分で、ボクが愛してやまなかったやたら甘い Maxコーヒー(250ml)は、角砂糖6個分のカロリーらしい。こんなことから、砂糖をカロリーの塊とする発想があるかもしれないけど、よく考えてみると、カロリーが高いのはコーラであって砂糖ではない。
砂糖のカロリーは、5kgで約19kcal、最近のスティックシュガー(3g)だと、約11.5kcal、これは、白米だと10数グラムくらいの量で、さっきの俵御飯半分くらいの量だ。砂糖悪人理論でいうと、シュウマイ弁当の御飯(俵御飯8つ)は角砂糖16個分だ(!?)
ちなみに、コーヒーのミルクは18kcalくらいだから、スティックシュガー(3g)とミルクならスティックシュガー(3g)の方がカロリーは低いのである。すなわち、甘いコーヒーを飲みたいなら、ご飯一口我慢して、スティックシュガー入れたほうがいいのだ。
「ダイエット中だから砂糖なしでミルクだけ」とはよく聞く言葉だけど、「ダイエット中だからミルクなしで砂糖だけ」の方がダイエット効果は高いのだ。いくら甘いのが好きだったとしても、コーヒーに角砂糖6個分の砂糖(Maxコーヒーの量)は入れないだろう。

あと、ダイエットは野菜なら食べていいという話はよく聞くけど、カロリーだけ見ると根菜類とか芋系はちょっとカロリーが高いみたい。食物繊維とかほかの栄養もあるので、一概にダメとは言えないけど、一応、頭に入れておいた方がいい。
ほかに野菜つながりで気をつけなくてはいけないのはドレッシング。最近ボクは、すっかりカロリーを見る癖がついているけど、ドレッシングはものによってカロリーの差がかなり大きい。使う量も種類も考えて購入したほうがいい。
なんてことを言っているとすっかりカロリーオタクになってしまった。

このように、いろいろ考えに変化が出てきたのだけれど、ついでに運動への考え方も変わった。
よく「運動して痩せる」というけど、ボクレベルでは、ほとんど効果はない。
運動は、普通の体重の人が少し体重が増えたとき、たとえば 2~3kg 痩せようとするなら有効だと思うけど、ボクのようにすごいデブが普通のデブを目指すようなダイエットにはまず効果はないに等しいと思う。
たとえば、1万歩歩くと 約350kcalの消費らしいけど、350kcalというのは、ご飯お茶碗1杯くらいの量。でも、1万歩はぼくが普通に歩くと2時間近くかかる。2時間近く歩くのと、お茶碗1杯では割に合わない。

ではなぜ歩くのか?
それは、「体にいいから」だ。
食事を中心にしたダイエットは、筋力低下などが伴い、筋力低下はようするに衰えで、結果として体重増につながる。極端に言うと「運動しないとただ衰える」のだ。それを少しでも回避するためにも運動は重要な要素となる。
また、ダイエットの効果が出てくるとより体が動くようになり、ダイエット以前よりアクティブに行動できるようになる。ダイエットついでといってはなんだが、「体力アップ」も狙っていけるわけだ。

でも、体力アップだけでは、なかなか継続が難しい。やっぱり楽しむことが大切。
ボクは、もともとが街歩きが好きだったこともあり、歩きながらいろいろな街並みを見ることに楽しみを見つけた。最近では、わざわざ電車で降りたことのない街に行って、そこをぶらぶら歩くこともしている。すっかり街歩きが趣味になっている。(おそらく将来的には酒場歩きも追加されると思う)

こんな感じで、今年に入ったあたりから、ボクの中でダイエットに対する考え方に少しずつ変化が起きていった。

「ダイエットと向き合うことは、人生と向きあうこと。」
これは、51年の人生ではじめて経験したことだった。


つづく(次回が最後だと思います)







# by cultemo | 2020-07-28 16:13 | 健康

ダイエット(3)

摂取カロリーを1日2,000kcal以内にすべくカロリー制限ダイエットを開始したのだが、今思うといくつかのポイントがあった。

1. 宅食
2. マンナンライス
3. カロリーアプリ

この3つが三位一体として連動することで、ボクのダイエットは劇的な効果を生んでいったような気がする。もちろん、ほかにも間食、ジュース、缶コーヒーを控えるとか、野菜を大量に食べるとか、出来るだけ歩くなどしたし、とても大事なことだけど、どれも努力目標で流動的。それだけで痩せるのは難しかったと思う。どれも太る事の「本質的な原因」とは言えないからだ。

それを考えると、上記の3つのポイントはボクのダイエットの歴史(!?)でも、画期的な取り組みだった。
「宅食」は「半強制的に食べるものを決める」ことであり、「マンナンライス」は「主食のカロリーを抑える」ことであり、「カロリーアプリ」は「成果を見える化する」ことだ。
どれも具体的な手法だし、それによる効果は明確だ。

ボクら夫婦は、やはり隣のおじいちゃんが使っていた宅食会社から資料を取り寄せた。世の中に宅食会社はあまたあり、この会社は食材を届けるのがメインだけど、それだといろいろな面で意味がないので、冷凍おかずをチョイス。1食 200kcal前後の冷凍おかずが、基本は週3回、3食分届けられる。電子レンジでチンして出来上がりのおかずは、まぁ、とてもおいしいわけではない。でもキャベツだけの夕食では、続けられないが、味のあるおかずがあれば、なんとか満足できる。

マンナンライスは、要するにお米型のこんにゃく。本物のお米と半分ずつで炊けば、約30%のカロリー削減ができる。味に関しては賛否両論だけど、ボクは「まぁ大丈夫」なレベル。同じカロリーで約1.5倍の量を食べられるので「マンナンライス」を選んだわけだ。
ちなみに、この「マンナンライス」、1.5kgで2200円する。魚沼産コシヒカリも真っ青の高級米(?)だ。

そしてカロリーアプリ。
これは、食べたものの概算カロリー(他の栄養素)を記録できるスマホアプリ。たくさんの種類があるけど、初心者向けを選択。食べた内容でアドバイスがあるのが売りだけど、ダイエットを前提として無いのかちょっとチグハグ。

(朝ごはんはコーヒーとヨーグルトのボクに対し)
アプリ:そんな量でおなか一杯になりましたか?朝は、しっかり食べて元気出してくださいね。

(昼食を控えめにしたボクに対し)
アプリ:もう少し食べないと、午後を乗り切れませんよ。

(1週間たって)
アプリ:今週はあまり食欲がなかったみたいですね。お体大丈夫ですか?

(なんかちょっと食べすぎたかなと後悔している時に)
アプリ:栄養ばっちりです。今日も頑張っていきましょう。

(焼き鳥だけをつまみに酒を飲んだ時)
アプリ:おつまみはバランスよく食べないとダメですよ。

と、こんな感じ。アプリはいつも優しい。
彼女は、やや小柄なお相撲さんくらいだったボクを食の細いおじさんだと勘違いし、いつもハートウォーミングなアドバイスをしてくれる。そのけなげな態度に、ボクはなんども目頭を熱くしたのであった。

と、ここで気が付いた。
「このままでは、自分がダメになってしまう。」
まぁ、すでにダメだからダイエット始めたのだけど、それはともかくとして、このアドバイス機能はダイエットに不向きだ。はっきりいうとウザい(アプリさん、ゴメンナサイ)。ということに気づいたわけだ。

それでも毎日2000kcal以下での生活は、すぐに結果が出た。
1ヶ月で、5kg以上の体重ダウン。100kg切りには遠い未来(いったい何kgだったんだ?)ではあるけれど、目に見える成果はやる気を倍増させる。そう、ボクは褒められて伸びるタイプなのだ(よくある言い訳)。

そこでボクはさらなる果実(食べちゃダメ)を得るために、ある決断を下す。
初心者用アプリとの決別。そう、あの優しいアドバイザーとの別れを決断した。

ボク:もう君とは会わない方がいいと思うんだ。
アプ:それってどういうこと?
ボク:君といると、自分がダメになってしまうんだ。
アプ:どうしてそんなこと言うの?
ボク:君はいつだってボクに優しすぎるんだ。
アプ:ほかに大切な人(アプリ)ができたのね?
ボク:君は何を言っているんだ・・
アプ:私、知っているんだから。あなたが新しい人(アプリ)と一緒にいることを。

そんなやり取りがあったか無かったかは別にして、ボクはひと月行動を共にしたアプリから、別のアプリに切り替えた。
新しいアプリは、何のアドバイスもなく、ただ、数字を記入していくタイプ。数字を記入すると、単純にグラフになってというなんともビジネスライクなアプリ。まったく温かみは感じないけど(求めてないけど)、そういえば、中上級者向けとあったような。(ダイエットの上級者ってなんだ?)
とはいえ、使い始めて1ヶ月。都合2ヶ月たって、さらに5kg以上の体重ダウン。
そのあたりで、アプリの中に「体重予測」という機能を見つける。日付と希望体重をエントリーすると、毎日何kcal取得できるかというのを現在の体重などから計算してくれるらしい。「半年後に100kgを切ろう」とか「3年後に標準体重になるには?」みたいにちょっと面白がってつかっていたのだが、ふと思い立ち、「1年後に元の体重(100数十キロ)になる」とエントリーしてみた。

「1日 3500kcal」

ボクが、1年で10数kg体重を増やすには、1日3500kcal食べないといけないらしい。
角砂糖なら約320個分、牛丼並盛なら5杯ちょっと、超大盛なら約3杯。
さすがにこれは大変だと思うとともに、「超大盛3杯ならいけるかな?」と思ってしまったボクがいた。

自分がいかに怠惰な生活をしていたかを痛切に感じた瞬間だった。
「超大盛なら3杯ならいけるかも」という発想と決別しようと思ったのであった。


※もう少し続きます





*****

# by cultemo | 2020-07-17 17:17 | 健康

ダイエット(2)

「やっぱり、痩せないとダメだよなぁ?」
そんなうっすらとした決意。脆弱な思いとは裏腹にさまざまな、不安や言い訳が浮かんでは消えていく。

「本当に、痩せられるかなぁ」
「ダイエットは苦しみしかないぞぉ」
「おまえ(オレ)、最近代謝も落ちてきたよな。。」

たしかに、昔は 10kgなんて簡単に痩せられた。1ヶ月間、朝食は抜いて、昼食でおにぎり2つ、夜は野菜だけで、14kg の減量とか。。でも、すべて過去の栄光。現実は、100kgをはるかに超えたの50過ぎのおっさんだ。

「死んでしまうかもしれない」

はじめて、この言葉を思った。
その時、ボクの中で、またあいつがささやいた。

「もう、あきらめようぜ。死にたくないだろ。」

ボクは、「食欲」という名の相棒としばらく距離を置くことを決意した。
本気のダイエット。これまで幾度となく口にしてきたこの言葉。
「もしかしたら、命がけのダイエットなのかもしれない」本当にそう思った瞬間だった。

家に帰り、妻と話す。

内:あのさぁ、今度こそ痩せようと思うんだけど。。。
妻:ふーん。いいじゃない。(あきらかに期待してない)
内:どうやったらいいかな?

糖質オフダイエット、レコーディングダイエット、リンゴダイエット、バナナダイエット、ロングブレスダイエットから、ライザップ、ファスティング(断食)、入院(!)まで、さまざまなダイエット方法が頭をよぎる。
その時、妻から思いがけない一言。

妻:・・・また、ビリーズブートキャンプでもやる?
内:ええっ?
妻:確か、どっかにDVDあるわよ。

ビリーズブートキャンプとは、懐かしくも、悲しい名前。
そういえば、そんな時代もあったなぁ。1週間と続けられなかった。
本当にDVDはあるのだろうか。。

内:ありゃ、無理だ。絶対無理。というか、いまやったら心臓止まる。
妻:まぁね。(笑)
内:運動は、すこし体重が減ってからでないと本当にやばいと思う。
妻:痩せたらということね。(信用してない)
内:要はさぁ、食べなきゃいいんだよ。食べなきゃ痩せるんだ。
妻:じゃ、私は何を食べさせればいいの?
内:だからさぁ、食べないって言っているのに、「何を食べさせれば」って変だろ。
妻:糖質制限とかは、素人がやると危険らしいよ。
内:なんか、そういうのじゃないんだよね。
妻:だから、私はどうしたらいいのって聞いているの(怒)

糖質ダイエットがブームの昨今だけど、ボクの場合、そういうダイエットではないような気がする。本当は入院すべきレベルかもしれないし、もっと根本的に対処する必要があるような気がしていた。
そんな時、ネットで「なぜ痩せるのか」で検索したら、タニタのホームページが出てきた。

健康的に体重を減らすには|タニタ - TANITA
https://www.tanita.co.jp/health/detail/31

その中に記述に太る原因があった。
「単純に考えれば摂取エネルギー量(食べる量)が消費エネルギー量(運動する量)より多くなってしまっていることが原因」とある。当たり前なのだろうけど、いままで「食欲」という相棒にとりつかれていた僕は、己の食欲を満たすことで彼との良好な関係を保ってきた。

「そうだ、やつ(食欲)とは、しばらく距離を置くんだ」という強い決意とともに、ボクはタニタのホームページを読みすすめ、以下の基本方針を立てた。

1. 摂取カロリーの制限
2. (ある程度)バランスのいい食事
3. (適度な)運動

内:まずは、摂取カロリーを1日2,000kcal 以下にしようと思う。
妻:はぁ?じゃ、私は何を食べさせればいいの?(またかい)
内:だから、食べないって。
妻:でも、2,000kcal なんてどうやって作ったらいいかわかんない。
内:まぁ、そうだねぇ。。

たしかに、1日2,000kcal以内の食事といったって、普通どうしたらいいかわかんない。
そもそもカロリー計算ってどうやんだ?
再びネットで検索すると、カロリー計算アプリが出てきた。ふむふむ、食べた食事と量を入力するとだいたいのカロリーがでてくるらしい。

内:カロリー管理アプリをインストールした。
妻:カロリーねぇ。なんかさぁ、お隣のおじいちゃんが宅食とってるよね。
内:宅食?
妻:ほら、前にお義父さん(ボクの親父)にもとったことあるじゃん。
内:ああ、お弁当みたいなやつね。
妻:そういうのなら、カロリーとか計算してあるんじゃない?

今思うと、この発想が成功(なのか?)への1歩になったことは間違いない。
その瞬間から、ボクは「カロリー制限ダイエット」という恐ろしくオーソドックスなダイエットを開始したのであった。


※ まだまだ書くことあるので、次回に続きます







# by cultemo | 2020-06-30 16:12 | 健康

翻訳とローカリゼーションの株式会社カルテモの 社長 内藤邦雄 が日々考えたことを語ります

by cultemo