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内藤邦雄の「mid NAITO cafe ~ミッド ナイト カフェ~」

何をやっている会社か?

カルテモプランニングは昨年、すなわち2003年1月に創業しました。
当然、法務局に登記をするのですが、その際、会社の定款というものを作成します。
定款には出資者などの会社を設立するためのいろいろな情報を記載するわけですが、その中に事業の目的という項目があります。これはカルテモプランニングは何の商売をするのかということを明記します。ところがこれが意外と悩ましいのです。物の本によると商業目的の不備による登記のやり直しなどが結構あるようです。

「それで、あなたの会社は何をやっている会社なの?」という質問は私がサラリーマン時代よくきかれた質問でした。当時「テクニカルライティングとローカライズの会社」で営業をしていた私は新規のお客様に自分の会社と説明するのに非常に苦労したものです。10年前ですと「テクニカルライティングってなに?」と聞かれ「マニュアルとかカタログとかを作ってます」と答えると「印刷会社ね」といわれ、「ローカライズって?」と聞かれ「海外の製品とかドキュメントとかを日本語化する仕事です」というと「翻訳会社ね」といわれます。事実、「印刷会社であり、翻訳会社である」会社でしたが、どうもしっくりいかなかった思い出があります。

さて、カルテモプランニングの事業目的ですが、実は記載する表現も複雑でした。たとえば「翻訳業」はOKでも「教育事業」はNGです。「教育事業」では「何の教育か」を明記しないといけないとのことですが、「何の翻訳か」は明記しなくてもいいようです。正直いって私には、その基準の法則性は見つけられませんでした。そこで私はとった方法は、「事業目的のサンプル集にある関係しそうな項目をすべて記載する」方法でした。結局そんなこんなで12項目の事業目的を記載することになりました。

「それで、あなたの会社は何をやっている会社なの?」
もちろんこの質問はいまでも多くいただきます。
最近ではこう答えるようにしています。
「翻訳、HPや印刷物の企画制作とそれにともなう各種サービスです」
と答えるようにしています。
なるべくシンプルにわかりやすり表現を心がけております。

ちなみにカルテモプランニングの12の事業目的はすべて実践されていないものもあります。これから少しずつ、いろいろな可能性や創業の夢にむけ展開していけたらと思っております。
今後ともカルテモプランニングをよろしくお願い申し上げます。

カルテモ通信へのご意見、ご感想は info@cultemo.com まで
# by cultemo | 2004-05-26 18:53

いとしのワンタンスープ

1年ほど前からだろうか、私はワンタンスープに恋をしてしまった。
中華料理店で出てくるワンタンスープももちろん好きだが、私が恋焦がれているのはインスタントのワンタンスープである。いわゆる「マルちゃんのワンタンスープ」というカップ(小どんぶり)のインスタント食品だ。
彼女との最初の出会いは、遠く子供の頃にさかのぼる。というよりはっきり覚えていない。ただ、いつもお店の棚においてある、自分とは縁のない食べ物、という印象しかない。大食漢の私には小さく地味なワンタンスープよりビックカップのラーメンのほうがはるかに魅力的に移っていた。しかし年齢を重ね、それほどたべられなくなってきた1年前、ちょっと小腹がすいた自分の目に、懐かしいその姿を見つけたのである。
「ワンタンスープかあ・・・。うーんっ、飲んでみよう!」思わず私はワンタンスープを手に取っていた。
そそくさと家に帰り、早速お湯を注ぎ、待つこと数分。ふたを開ければ、あたたかな湯気の中から、ぷりぷりのワンタンが顔をのぞかせる。スプーンにとって口にすれば、ワンタンのツルーとした食感とともに鶏がらスープのこらえようのないうまみが胃に流れ込む。その瞬間、私のまぶたに天使が舞い降りたような気がした。
それは学校の同窓会で何年かぶりに再会した幼馴染の女友達が見事に美しく成長していたという、例のアレだ。残念ながら実生活ではそのようなことを体験したことはないのであるが、その日から私はワンタンスープに恋をしてしまった。5個6個と買い置きしていたのに飽き足らず、最近では思わず幕張のコストコというホールセールで箱で買ってしまったりする。また私がワンタンスープを買おうとしていたらどこかのご夫人が「このワンタンスープって、ちょっとお腹がすいたときとってもいいのよね」なんていっているのを聞くと、同志を得た喜びとともに軽い嫉妬すら感じる今日この頃だ。
昨年、草野球で合宿をしたとき、夜食用にと数個買い込んで行ったのであるが、わがチームの若い衆が「誰がこんなの食べるんですか?」なんて失礼なことをいったのである。「ふんっ、君たちがこのワンタンスープのよさを知るには10年早い」などと言って思わず、ワンタンスープへの愛を力説してしまった。
というわけで、ご存知の方も多いと思いますが、ワンタンスープ、一度お試しあれ。

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# by cultemo | 2004-05-07 18:41

伝えるということ

白梅や誰が昔より垣の外(しらうめや たがむかしより かきのそと)

これは江戸の俳人、与謝蕪村の句です。
はたして人はこの句をどう受け取るのでしょうか?
「白梅が咲いている。誰かが昔、垣根の外に植えたのだろう。」
たぶん多くの人がそう詠むに違いないでしょう。
しかし、この句を「白梅が咲いている。ずっと前から垣根の外で私のことを待っている人がいるはずだ」
と詠んだ人がいます。近代の詩人、萩原朔太郎です。
当時、正岡子規、高浜虚子中心とする文壇の主流派は写実主義のもと蕪村を高く評価していました。しかしその主流派に対し「おまえら、何にもわかってないなあ」と真っ向から反発したのが朔太郎の蕪村論「郷愁の詩人 与謝蕪村」です。当然、主流派からの猛反発を受けながらも、朔太郎は「本当にわかってないな」とばかりに反撃するから、大変な論戦となってしまったようです。

前置きが長くなりました。
現在弊社では翻訳やweb制作、印刷など、言葉や文章を扱う仕事をしております。
当然、文字やデザインで相手(対象ユーザ)に情報を伝えなくてはなりませんが、これがなかなか難しいのです。
たとえばカタログ制作のばあい、コピーやデザインなど限られた制約の中でどうやって正しく企業情報を伝えるかが、そのカタログの本当の価値となります。
私が「伝えること」を意識する場合、2つの伝え方を考えます。
・頭に伝える
・心に伝える
間違ってはいけない情報は頭に伝えるため、ストレートな表現方法を使用します。
またそれだけではユーザの印象に残りませんので、「心に伝える」情報もあわせて検討します。目的にあわせこの2つの方法を組み合わせながら構成していきます。

冒頭にあげた「白梅や・・・」の句を朔太郎は「恋の句」と詠みました。
朔太郎は自身の論文の中で「芸術作品にとって作者は夢遊病者のようなもの。作品は受け手によって命をふきこまれる」と語っています。朔太郎は「白梅や・・・」は「情景描写の句」でも「恋の句」でもいいのだといいたいのです。読者が自由に想像力をもってして詠むことこそが大事なのだと、彼はいいたかったのだと思います。

同じ言葉を扱う分野でも文学とビジネスの違いはそこかもしれません。
作り手(作者)と受け手(読者)のそれぞれの評価が成り立つ文学に対し、ビジネスの場合は作り手(企業)の意図が的確に受け手(ユーザ)反映しないといけません。
自社のカタログやホームページがいろいろなユーザに正しく伝わるかどうかもう一度確かめてみてはいかがでしょうか?

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# by cultemo | 2004-04-14 18:38

今年も桜が満開に

桜を見ると12年前の自分を思い出す。
私は桜のこの季節「今年はちゃんとしたお花見が出来るのだろうか」と考えるとともに、なぜか感傷的になってしまう。昨年「サクラ」をタイトルにした歌がはやったが、日本人は桜には格別の思いがあるのだろう。短いうちに満開となり、そして散っていく、そのイメージに加え、やはり私たちは桜を見ながら笑い、そして泣いてきた季節の象徴なのかもしれない。

私が社会人になったのは今から12年前の1992年。ちょうどバブルの最期の頃だ。少しずつ世の中が変わりだした頃、満開の桜の花を見ながら新人研修を受けたことを思い出す。あれから12年まさに失われた10年といわれた時代にかけだし社会人として生きてきたわけだ。不景気といわれたが、それしか知らない私には、そのことが普通でもあった。いろいろなことがあったが、とても大切な時間をすごしてきたと思う。徹夜の仕事が続いたこともあった。結婚もしたし、病気になって会社を長期欠勤したこともある。また何よりも2年前、社会人ちょうど10年にして独立を決断した。いま、サラリーマンではなくなったが、社会人ではあり続けるわけで、少しだけあの頃と違った気持ちでこの季節を迎えているような気もする。

桜を見ると12年前の自分を思い出す。
期待一杯のあの頃の自分。やたら熱かった(今でも?)自分を懐かしく思いだすとともに、やる気がわいてくる。
「よし、今年もがんばろう!」
そして来年も満開の桜の下で花見をしよう!

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# by cultemo | 2004-04-02 18:34

「カルテモ」社名の由来

皆様、こんにちは。
カルテモプランニング代表の内藤邦雄です。

よくお客様に「カルテモ」の社名の意味を聞かれることがあります。
「カルテモ」とは「カルチャー アンド エモーション(Culture & Emotion)」から作った、造語です。

2002年6月、私は10年務めたある会社を退職し独立しました。
すばらしい会社でとても愛着があったのですが、若い頃から私が思い続けた「独立して文化と感動にかかわる仕事をしたい」という気持ちが強くなり、独立を決心しました。その会社に対しては、私を育てていただいたこと、助けていただいたこと、そしてわがままを許していただいたことすべてに感謝しております。

独立後、しばらくはフリーランスで仕事をしていましたが、「屋号をつけた方がいい」と思い、散々悩んだ結果、独立の気持ちを持ち続ける思いをこめ「カルテモ」としました。
「カルチャー」はすぐに決まりましたが、感動については「インプレッション」ではなく「エモーション」としました。「心を大切にしたい」と思うからです。

よく間違えられたり、聞き取りにくいようだったりしますが、なるべくはっきりと「カ・ル・テ・モ」というようにしています。
いつの日か、世の中に「カルテモ」という言葉が一般的になる日を夢見てがんばります。

今後とも「カルテモプランニング」をよろしくお願い申し上げます。

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# by cultemo | 2004-03-25 18:30