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内藤邦雄の「mid NAITO cafe ~ミッド ナイト カフェ~」

仙台、水沢紀行(1)

28年前の夏の夕暮れ、ボクはこの場所に立っていた。
耳には安物のヘッドフォンカセット(ウォークマンではない)の音が流れていた。
ジャイアンツの帽子をかぶったオジさんが、プロ野球の結果を聴いてきた。
「ラジオじゃないんですよ」というと、「そうなんだ、オレは野球が好きでね。お兄さん旅行中かい?」
「はい、東京から来ました。ジャイアンツファンですか?」「そうなんだよ。おれも倅も大のジャイアンツファンでね。」
その後、千葉にご家族を残して単身赴任中のジャイアンツファンのオジさんとヤクルトファンのボクはなぜか意気投合し、喫茶店で朝まで語り合った。
飲みにいかなったのには理由がある。
ボクは、まだ高校生だった。

仙台の景色は変わっていなかった。
おそらく多くの店が代替わりして、たぶん建物も変わったと思うけど、風景と空気は変わっていないかった。
正確には20代半ばに仕事で仙台に来ているから、約20年ぶりの仙台。
今回の旅(1泊ですが。。)の目的は2つ。
「従兄と仙台で飲む事」と「水沢競馬場」だ。
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ホテルのロビーで従兄と待ち合わせて、旅の目的である飲み会。
お目当ての店は残念ながら臨時休業だったので、まずは牛タンとビール。
絶品の牛タンのたたき、牛タンの角煮をつまみに、2年ぶりくらいの再会を喜び近況報告。仙台の従兄とは、年数回会って酒飲んだり、競馬行ったりするのだけど、最近はちょっといろいろあって会えなかった。亡くなった伯父に競馬の薫陶を受けた同門の士。
「あっちゃん(従兄の名)は、オイラの弟弟子だね。」と、7歳も年上の小学校教師に大変失礼な発言。
「木村さん(伯父さん)に教わって競馬はじめたのだから、そういうことだね(笑)。」と彼はいつでも優しい。
人気店らしく混み合ってきたので〆の牛タン焼(?)を食し会計。

「そしたらさ、オレが週3回通ってる立ち飲みに行く?」とあっちゃん。
「もちろん行く。」とオイラ。

つづく (仙台の夜も)





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# by cultemo | 2014-09-08 16:05 | 食・酒・店

葛西でいちばん

葛西で一番のすし屋「すし処 きむら」にて仕事の先輩と会合。

すし処 きむら
http://r.gnavi.co.jp/81jum4vh0000/

江戸前とはこういうものか、仕事とはこういうものかを、いつも学ばせていただく隠れた名店。
魚と酒とシンプルな趣に大将のこだわりを感じる。
この店では、いつも日本酒を飲み過ぎてしまう。

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季節ものの新子

食通の先輩も大絶賛。
寿司で季節を感じながら、夏の世はふけていく。





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# by cultemo | 2014-08-22 11:20 | 食・酒・店

「天ぷら蕎麦」か「天ぷらと蕎麦」か!?

まだまだ今年は始まったばかりと思っていたら、もう3月らしい。
もはや時の速さに追いつくことをあきらめた感もある今日この頃。
ちょっと、過去のブログを見る機会があり、久しぶりに更新する気になる。

ちょっと前のこと、「怒り新党」というテレビで「天ぷら蕎麦」が取り上げられた。
夏目ちゃんの「天ぷらにソースをかけるくだり」はともかく(へぇー、西の人って天ぷらにソースんだぁ)、まつこデラックスさんと有吉さんと夏目ちゃんとがそれぞれの持論を展開するなか、私自身も熱い思いをもって大変興味深く拝見した。

「天ぷら蕎麦をどうやって食すか?」
このテーマは、ボクの20年来の悩みといってもよく、いまだに結論が出ていない大きな謎なのだ。
この場合、天ぷら蕎麦とは、天ぷらとざる蕎麦が別盛りになっているものを想定していると思うが、最大の問題となるのは、「天つゆ」の有無なのかもしれない。すなわち、「天ぷら蕎麦」には、天ぷらとざる蕎麦のほかに、天つゆがつく場合とつかない場合とがあるのだ。

あえて、個人的な見解をいうと、僕は子供の頃から天ぷら蕎麦とは、蕎麦つゆに天ぷらをいれて、天ぷら食べたり、蕎麦食べたり、両方一緒に食べたりしながら、油と衣でグダグダになっていく天つゆを楽しむものだと思っていた。
だから、天ぷら蕎麦に天つゆがついてきた時の衝撃はいまでも忘れない。

あれは、学生時代の学校近くにある蕎麦屋での出来事。
試験を終えたばかりの友人たち8人くらいと、「試験終了記念に、ちゃんとした蕎麦屋に入ってみよう」いうことになり、学校の近くの蕎麦屋で昼食。普段、立ち食いソバしか食べたことのないボクらは恐る恐る天ぷら蕎麦をオーダー。でてきた天ぷら蕎麦は、かき揚げでも春菊でもちくわでもない、エビを中心としたちゃんとした天ぷらのラインナップ。でもボクは、そば猪口の横の天つゆをみて「これは天ぷら蕎麦ではない」とつぶやいたのであった。
しかしボクの言葉を聞き取った友人の一人は、したり顔でボクにこういったのであった。
「ちゃんとした蕎麦屋の天ぷら蕎麦はさぁ、こうやってお上品に天つゆがつくんだよぉ。」
ボクは、そんな立ち食いソバばかり食べている友人の思い込みを信じることもできず、だからといって研究に値する内容とも思えず、やはり立ち食いソバばかり食べながら、今に至っているのである。

と、ここまで書いてみて、「これは店による誘導なのか?」と思い始めた。
天つゆをつけるということは、たしかに天ぷらは天ぷらとして食べてほしいというお店の意図を感じる。
でも、ボクはあえて反論したい。
蕎麦屋さんが天ぷら蕎麦として出している以上、「蕎麦とおつきの天ぷら」であるべきではないかと思う。
天ぷら屋さんの天ぷら蕎麦なら「天ぷらとその友人である蕎麦」でも許されるかもしれない。でも蕎麦がメインであるべき蕎麦屋さんが、その付属物としての「天ぷら」を味わってほしい、というのは、なんか納得できない。(もちろん味わうけど)
仮にそうしたいなら「天ぷらと蕎麦」とすべきだ。でも「天ぷら蕎麦」と「天ぷらと蕎麦」を両方メニュに加えている店も見たことがない。(当然ながら。。)

はたして「ざる蕎麦ともり蕎麦の違い」みたいにすっきりとした答えがあるのだろうか?
とまぁ、こんなことを考えながら今日も世がふけていくのであった。




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# by cultemo | 2014-03-05 18:04 | 食・酒・店

今年が終わってしまう!

つい最近、ダービーの話を書いたと思ったら、もう11月も終わりそう。
1年が早い、というか最近1日が早い。
今年も、あと、1か月ちょっと。

11か月前に昇る朝日に誓った年頭の思いはそのまま2014年に引き継がれるのか。。。
自分のだらしなさに泪。。。

2013年、残りの日々、来年につなげる日々を送ろう。





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# by cultemo | 2013-11-22 17:38 | つれづれ

ダービーとはずれ馬券

ホースマン達の夢、ダービー。
近年、多くの馬や騎手が海外にわたるが、それでも日本ダービー(東京優駿)の名は私たちの心を熱くする。
純血という名の芸術品サラブレッドは、その血統に裏打ちされた力を持ち、時にその血統を超越する力を発揮する。その両方に、私たち、競馬ファンは心を躍らせ、血統と限界という名のロマンにしびれる。

もう20年以上も競馬を見てきたボクは、その経験年数と同じ回数のダービーを見てきたわけだ。
競馬を始めた20代のころ、当時のベテランジョッキーの岡部や柴田正人は、遠い存在だった。でも、いつのまにやら、ボクも当時の彼らと同世代の立派なおじさんになった。

武豊、という男がどうしても好きになれなかった。
鮮やかに京都のインをついて伸びてくるスーパークリークやイナリワン。
20代のボクは、騎手としては長身でスマートなその若者を羨望というより嫉妬の想いで見ていた。
そして30代、武豊は、ディープインパクトという馬と出会い、キャリアのピークを迎える。
ボクは独立という人生で初めての大きな決断を行うも、迷いと不安の中で人生を模索していた。
40代。。。落馬による大怪我と成績不振。あの武豊が味わうおそらくはじめて挫折。さまざまなことが言われる中、引退すらささやかれる。

「弱い武豊なんてイヤだ! 武豊は、天才であり続け、スーパースターであり続けてほしい。」
猛烈にこの思いが強くなった僕は、突如、この同じ学年のジョッキーを応援するようになる。

そして迎えた第80回日本ダービー(東京優駿)。
彼は、ディープインパクト産駒の1番人気「キズナ」という馬で挑戦し、圧倒的な末脚で5回目のダービー制覇を成し遂げる。

少し蒸気した目をしながらも、いつものように淡々と語る武豊のインタビュー。
ボクの胸にこみ上げるものがあったのは、決して馬券が外れたからではない。

同世代のスーパースターへのあこがれは続くのである。(次はフランスか?)





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# by cultemo | 2013-05-27 19:21 | 趣味・スポーツ